らうんどあばうと

ラウンドでアバウトでランデブー

【2020/7】副題:新喜劇

腰が痛い。やっぱり夏は暑くないといかん。涼しいほうがいいとかそもそも意味不明。あの炎天下のジリジリした感覚、最高である。将来への不安。

僕はまだ生きていくだろうし、その中でさまざまな気持ちに遭遇することになるだろうと思う。しかし、そのどれもが衰退であるように思う。だけども、僕はまだ生きていくだろうと思う。

しかし、この現代日本に生まれ、この時代を生きていて毎日を飽き飽きしながら自分の気持ちにも心もとなくなっている僕のことを想像できるものがいるだろうか?

こういうことをしたらダメですよ、ああいうことをしたらダメですよという情報が誰の耳にも多く入るようになって、全ての方面に当たり障りのないやつが出てきている。そりゃ誰でも好き勝手してくれて構いませんけどもね。それで道徳気取られてもね、こちらとしてもね、困っちゃうんですね。育ちがええんですねえって言って欲しいんならなんぼでも言いますがな、そりゃもう何回でも。バランスうまくとってるつまりなのかもしれんけどもね、いやそれいっこも動いてないわけだからね。動かずに真ん中で止まってたらシーソーのバランスとるまでもありません。小賢しいわ。

最近よしもと新喜劇を久しぶりにネットで見た。やっぱり面白い。しかし今改めて見てみるとその笑いのほとんど全てが差別や暴力まがいのことで構成されている。身長、顔貌の美醜、障害者、棒ではたく、うるさい大声など。おそらく大阪でも上品な層は見ないと思われる。ストーリーでもヤクザが当然のように出てくる。今も同じようにやっているのだろうか。外野がうるさいだろうこのご時世に変わらずにやっていたらそれはそれですごい。特に茂造の回は叩くなどの暴力がほかの回に比べてより目立つ。でも茂造の回が一番好きだった。茂造回は終わりが尻すぼみにならないのがいい。こうやって差別の問題が大きくなっていることを知ってから見てもやはり面白い。