【2019/2/7】

人生を楽しく過ごしたい。当然だ。そのための一つの条件として、自分の人生を生きているという実感を持つことが挙げられると思う。それではそのような実感を持つためにはどうすればいいか？自分の人生、それは、これからの人生とこれまでの人生のことである。その2つを認めることによってはじめて、今この瞬間を自分として生きている実感を手に入れることが出来る。これからの人生はこれまでの人生があるからこそ存在するものだ。何よりまず、これまでの人生を認めてやらねばならない。そうしなければ、これからの人生に実感が伴うことはありえない。これまでの人生を認めるのだ。自分で自分のこれまでを認めるのだ。認められなくても認めるのだ。認められないならそんな弱気ごと認めてしまうのだ。虚勢じゃない、ひとたび認められたのならもうそれで大丈夫だ。これからの人生をこれまでの人生と離別して考えてはいけない。生まれ変わろうなんて思ってはだめだ。生まれ変わりたいっていうのはつまり自分のこれまでを認められていないことだろう。これからの人生を充実させたいのなら過去を徹底的に見つめなければならない。例えようのない敗残感に飲み込まれようとそこから逃げてはならない。未来は過去の上にのみ成り立つのだ。自分のこれまでを愛せないのならこれからも愛せないだろう。過去を精査する。そうすれば自ずと未来は開けてくるものなのである。

まあ言うのは簡単だけどもな。