【CD感想】惑星のかけら / スピッツ
スピッツ3rdアルバムで、前作「名前をつけてやる」との間にミニアルバムを出してからのリリース。わくせいのかけら、ではなくほしのかけら。ロック色の強いアルバムで、スピッツの一般的イメージとは距離がある。9作目のアルバム「ハヤブサ」もロックが前面に押し出されていたが、「ハヤブサ」が単純なロックだった一方、このアルバムはマサムネさんの世界観が露わになっていて、ある種の気怠さを感じる曲が多い。これもポップではないものの、シューゲイズ風味があって好きです。自分的ランキングはスピッツのアルバムの中でもかなり上位。ドラムの空気感が惜しいので、もっとそれこそ石でも叩いてるような音だったらさらに良かった。
1.惑星のかけら ★★★★★
ほしのかけら。1曲目から重厚なハードロック寄りの曲で、ドラムが目立つ。カッコいい。これをシングルで出していたのがすごい。
2.ハニーハニー ★★★★☆
ギターロック。スピッツで英字歌詞が出てくるのは珍しい。英語を使う際にも英語表記でなくカタカナで書くぐらいだったがこの曲では
It's so brilliant!!
と英語表記で書かれている。 あと、シャッフル曲らしい。
3.僕の天使マリ ★★★★☆
スピッツファンのマリさんが羨ましい曲。朗らかな曲で軽快。
4.オーバードライブ ★★★★☆
ハードロックめ、後半はよくわからない。
5.アパート ★★★★☆
これはいわゆるスピッツ感あるかも。悲哀な歌詞。
6.シュラフ ★★★★★
変な曲、ちょっと暗い。「ローランダー、空へ」と似てる?
7.白い炎 ★★★★☆
ポップなロック、クラップが楽しい。
8.波のり ★★★★★
爽やかなロックで、夏の海のように愉快。
9.日なたの窓に憧れて ★★★★★
スピッツを好きになったきっかけの曲。なので個人的に思い入れがある。★6個でもいい。終始ピッポッピッピッピッパッポ鳴っているシーケンサーの音が好き。ポップで、分かりやすい盛り上がりもあり、シングルカットされた。スピッツが売れる以前の曲だったこともあり、少し隠れ気味だが、マサムネさんは、「出す時期がはやすぎた」というようなことを言っていた。
10.ローランダー、空へ ★★★★☆
この曲で終わっても良いんじゃないかと思うぐらいに、アルバムの最後感がある曲。退廃的である。
11.リコシェ号 ★★★★★
かっこかわいいインストゥメンタル。最後はしゅうぅと終わる。
- アーティスト: スピッツ,草野正宗,長谷川智樹
- 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
- 発売日: 2002/10/16
- メディア: CD
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