【CD感想】名前をつけてやる / スピッツ
スピッツの2ndアルバムで、ジャケットの猫が印象的なアルバム。地味だが、いい曲も多く、スピッツ初期3作あたりの中では『惑星のかけら』と並んで好き。歌謡テイストな曲が多く、歌詞が変な曲も多い。若い時のマサムネさんの声は、少年のような声で、初期アルバムの中だとその雰囲気が一番マッチしているアルバム 。短い曲が多く、11曲なので、さらっと聞ける。
1.ウサギのバイク ★★★★☆
長いイントロからのらーらーらーらー。
2.日曜日 ★★★★★
パンクロック的で、奇妙な歌詞。
3.名前をつけてやる ★★★★★
スピッツらしい歌詞で、浮遊感のあるメロディ。
4.鈴虫を飼う ★★★★☆
テツヤさん作曲。歌い方がぼそぼそしており、アンニュイな感じ。
5.ミーコとギター ★★★★☆
ハードめで、演奏がおもしろい。ベースがギュガギュガしてる。
6.プール ★★★★☆
個人的に、アルバムの中でも完成度は抜群。物憂げな曲調。
7.胸に咲いた黄色い花 ★★★★☆
ここまでの流れから一転してポップ。聞きやすい。
8.待ちあわせ ★★★☆☆
パンクな曲、3分に満たない短い曲。
9.あわ ★★★★☆
ゆったりとしていて、若かりし頃のマサムネさんの声が堪能できる。
10.恋のうた ★★★★★
古い曲で、インディーズの頃のアルバムである「ヒバリのこころ」にも収録されている。マサムネさんがギターを持たずハンドマイクで歌う。歌詞は非常にストレート。
11.魔女旅に出る ★★★★★
最後はシングルであるこの曲。ストリングスが使われており、オーケストラサウンドが使われたミニアルバム「オーロラになれなかった人のために」に続くものとなる。ストリングスのおかげで、どことなく壮大になっている。Aメロの歌詞にテツヤさんがかぶせてくるが、そのマサムネさんと比べて低い声が気持ちいい。