らうんどあばうと

ラウンドでアバウトでランデブー

【CD感想】OK Computer / Radiohead

かなり好きなアルバム。重苦しく重厚な空気を醸していて、全体的に浮遊感があるアルバムです。曖昧で重なりのある音像の曲が多いのがいいです。潜水を繰り返しているような息苦しさも感じるものの、複雑で美しいメロディは陶然となれます。いわゆる捨て曲と呼ばれるものがなく、単調さがひとつも見受けられずはじめからおわりまで染み入る余韻に浸れます。唯一『Fitter Happier』は通り過ぎてしまいますが、この曲において重要なのは歌詞でしょう、そう思うとこの曲もアルバムにおいては単に前半と後半の繋ぎという意味に留まらず重要な曲に感じられます。


1.Airbag ★★★★★


2.Paranoid Android ★★★★★

複雑な構成。


3.Subterranean Homesick Alien ★★★★☆


4.Exit Music (For a Film) ★★★☆☆


5.Let Down ★★★★★

あらゆる音が美麗に絡み合っていて優美です。


6.Karma Police ★★★★★

後半のコーラスが好き。


7.Fitter Happier ★★★☆☆


8.Electioneering ★★★☆☆


9.Climbing Up the Walls ★★★★★

ノイジーサウンドと叫び声で終わって次の『No Suprises』に繋がるのがいいです。


10.No Suprises ★★★★★

アルバム中随一の清廉なメロディ。


11.Lucky ★★★☆☆


12.The Tourist ★★★★★

無理やり引き伸ばされたように聴こえる響くギターがいいです。