らうんどあばうと

ラウンドでアバウトでランデブー

【本感想】ドミノ / 恩田陸

東京駅を舞台に繰り広げられる群集劇。子役オーディションを受けに来た小学生、保険会社の社員、映画監督、そして爆弾を所持する過激派、偶然居合わせた警察OB…などかなりの数の登場人物が登場する。この登場人物の多さにも関わらず、状況が把握しづらい箇所は無く、スルリと読める。

中盤までに展開された、それぞれの人物の交叉するはずもないような ストーリーが、終盤一気に収束していく様相は爽快。 ドミノは一度倒れたらもう止まらない、そんな終わり方も良い。バタフライエフェクトとか、風が吹けば桶屋が儲かるとか、そんな言葉もあるように、僕たち各々は大きな流れの中で、確かに相互に作用しつつ生きている。そんなことを少し思ったりもする本。面白いです。

ドミノ (角川文庫)

ドミノ (角川文庫)