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【本感想】柔らかな頬 / 桐野夏生

故郷・北海道を抜け出し、東京で結婚して2人の娘を育てるカスミ。しかし、カスミは夫の友人である石山と浮気を重ねており、石山の提案で再び北海道の地に立つことになる。その北海道で5歳の長女の行方が分からなくなり、カスミは1人で娘を探し続ける。行方不明から4年後、元刑事がこの事件に興味を抱き、カスミと行動を共にするようになるが、靄に覆われた真実を前にして奇妙な夢を見るようになる。冷酷であることに徹底した作品。

始めから終わりまで一貫してダーク。漫ろに空しくなるような本。元刑事の死に際は圧巻。気力がある時じゃないと、読めないと思う。書いてるほうはどうなんでしょうかね。

柔らかな頬〈上〉 (文春文庫)

柔らかな頬〈上〉 (文春文庫)

柔らかな頬〈下〉 (文春文庫)

柔らかな頬〈下〉 (文春文庫)