らうんどあばうと

ラウンドでアバウトでランデブー

【2020/3】

「すべき」という文言。大抵は個人や組織の感想及び提案程度の意見であって無視すべきなのである。今月も移動が多く時間の無い一ヶ月だった。駄目だったこともあるが駄目になったらなってしまったで全然気落ちしないのはどうなんだろう。目を合わせることが求められる場面になるとどうしても普段の不慣れさが露見してしまう。すると自分の言っていること全てが嘘のように感じられて僕の目は偽りを隠し切れなくなる。相手は人間でこれまで人間の目を見てきた人間であるのだから目から伝わってくる秘匿に勘付くことが容易である。こうなると口は無力になる。何も喋ってないのと同じである。そして駄目になる。なぜなら彼にとって相対している僕は違う種類のものだから。初めはちょうどよく混在していた空気が徐々に塊を組み始めてこちらに押し寄せたようになる。まるで面会室のように隔たる。無意味な夜更かしは本当に無意味。4月になる。